「ゆらぎ」を生む陶景
陶芸家、藤村亮太さんの作品はつねに「ゆらぎ」を生み出している
小さな同じようなパーツは、少しずつ違う
直線に並んでいるようで、少しずついびつだ
色も少しずつ違って、朝には朝の色合いが、夕景には夕景の色合いが、夜になるとまた違った美しさが姿を現す
焼き上がったひとつひとつのパーツを手の中で転がして
ひとつずつ適度にざらつきのある角を作っているとか
そこには人が心地よい良いと感じる「1/fゆらぎ」が表れる
YAMA Gallery 招山
藤村亮太展 陶器とその韻
協力 苔丸 4/13 〜21
鎌倉市鎌倉山2-22-33 TEL 0467-32-1712
招山
YAMA Gallery招山と招山 雪ノ下の2箇所あります。 YAMAは、企画展時のみのオープンです。
「ゆらぎ」ってなんだろう?
心地よいゆれのようなものかと思っていたけど、調べてみたら「ものの変化、そしてその変化が不規則な様子」だとか。
たとえば浜辺に打ち寄せる波は、リズムがあるけど、まったく同じじゃない。いくつもの波が寄せたかと思うと、パタっとやんだり
たとえば、頬を撫でるそよ風、強く吹いていたかと思うと、ふっと止んだり、そんなふうに予測するリズムがちょっとだけ外れると、人は、それを心地よく感じるのだそう
自然界には多くの「ゆらぎ」があって
心臓の鼓動
炎のゆれ
雨音…
一定のようで、予測できない不規則なゆらぎ、
その「1/fゆらぎ」が人を気持ち良くさせてくれるらしい。
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